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2008年 04月 22日
この表題は、旧社会党の先輩、田中寿美子議員が38年前に書かれた論稿の 題名をそのままいただいた(婦懇会報、1970年)。再読してわが目を疑った。 ナント!これは21世紀の今のことが書かれているのではないか? 38年前 貨幣の大増発、インフレ、名目賃金上昇のなかで強まる窮乏感、食料高騰、 有害食品、量目のごまかし、品質低下、不当表示のうそつき商品。さらに住宅難、 高い光熱費、交通難、公害。社会保障すらが、逆進性強く、所得の再分配の 機能を果たさない「社会的収奪」の一種、とある。GNPは世界2位にこぎつけたが 、労働分配率が低く、国民一人当たりの所得は19位にとどまった。 これに対して、消費者運動が、石油一斉値上げの独禁法違反を公取委に提訴、 管理価格、二重価格に対する不買運動にまで進んできた。田中氏は消費者運動を、 「消費点における搾取にたいする抵抗運動」として位置づけ、価格のカラクリをあばく 、有効な生活協同組合運動の発展を期待した。 38年後の今は? 38年前と今とでは決定的な違いがある。当時は高度経済成長路線をヒタ走り、 働く女性も激増したが、その後は人口動態も少子高齢化から人口減少社会の 方向へ向い、経済も国民の生活の質を高めて内需をつくる安定成長がつよく 望まれた。生活協同組合の女性も政治に進出し「政治は生活の道具」と発言 するようになった。 しかし政官財の癒着がすすんだ自民党政権にその先見性はなく、国内需要が 限界とみると、ひたすら輸出と、企業の海外進出をめざして、安易な貸し出し、 過剰な設備投資に突撃ラッパを吹き、世界の貿易黒字を独占する国と非難をうけた。 それでもムリはムリ。結果は設備の休眠、在庫の山積み。金は不動産に流れ、 マンションが億ションと化して、働けど働けど勤労者には手がとどかぬものとなり、 ついにバブルが崩壊して、巨額の不良債権を残し、国民に大きな不幸と後禍 とを招いた。第2の敗戦といわれる理由である。 その反省はどうなったのだろうか?"改革“の名のもとで、ツケは再び国民に 回された。リストラ、非正規雇用の増大、年収200万以下の貧困層が3分のⅠ、 下がる可処分所得、一人当たりGDPは18位と低く、勤労者の「生産点での収奪」 はかってなく厳しい。「消費点での収奪」はといえば、食料、燃料の高騰、重税、 重公課に加えてデタラメな年金、医療行政と、ここに極まる。 こんなに国民を大事にせず、省益と我欲に狂奔する政府をこのまま子ども達に 残していいのだろうか? 私たちは!! (久保田眞苗) #
by kmjyoseinet
| 2008-04-22 14:34
| ネットから一言
2008年 04月 14日
ギリシャの女神からいただいたオリンピックの聖火が世界をまわっている。 行く先々で、チベットの旗をもった人々が聖火を奪い消そうとしている。チベット 暴動は、台湾総統選挙や北京オリンピックへの影響をねらったものだろうが、 1995年の北京女性世界会議でもチベットデモはあった。世界中が集まる場は いつも抗議と潰しの対象として狙われる。 不勉強で申し訳ないが、なんとも分からないことだらけだ。 ☆ なぜダライ・ラマなのか? ダライ・ラマは非暴力を唱え、亡命"政権“を宣言している。それが伝統文化 だとしても、チベットの人はみなほんとうに政教一致の宗教政治をのぞんでいるのか? ☆ 西洋のリーダーたちは、オリンピック開会式の出席ボイコットを口々に言う。 ダライ・ラマとの対話を出席の条件にするという人もいる。なんと大人気ない! そもそもオリンピック開会式は、列国の元首級がガン首をそろえるところなの だろうか?地球と人類の危機をまえにして、遊びがすぎるのではないか? ☆ 中国は、なぜ聖火リレーを世界中に誇示したがるのか? これも大人気ない! 今は黙って、いい国にする力を蓄えるときではないか? うわべばかりの事大主義と中華思想では反感が増すばかりだ。 最古の文明を持つ人びとは、もっとそれらしくおやんなさい。 気の毒なのは何年も日々精進している選手達。オリンピックは精進する若者と チームのもの。持ち主に返したらどう? 政治家がでしゃばらずに。 このさい元首を狩り出す悪習はやめて、若者の夢と友好の場にしたら? そしてモチはモチ屋で、国連人権理事会等の場でもっとがんばったらどうなの? (新宿 眞) #
by kmjyoseinet
| 2008-04-14 14:35
| 政治
2008年 03月 10日
防衛省、国土交通省、厚労省のむきだしの貪欲と保身で、内閣がふりまわ されている。 衆参の「ねじれ国会」だからこそ、明らかにされた実態だ。 シビリアン コントロール イージス艦の起こした事故は、自衛隊という暴力組織にたいして、大臣に よっても、内閣によっても、いかにシビリアン コントロールがないかをあます ところなく露呈した。 大臣、首相への通報の遅れ、ヘリの往復によるイージス艦との接触、 海上保安庁への事前協議の欠如等々。 石破氏は国会で明々白白の ウソの答弁をした。このことが最悪だ。 国民を代表する国会に連帯して責任をおう内閣が、国民に背をむけている。 ウソで国会の機能を妨害している。辞職に値する大罪だが、さりとて トカゲのシッポきりになれば、一丁あがりと海自は高笑いだろう。 ここは死んだ気でシビリアン コントロールを確立せねば。 道路特定財源の独立国 「暫定」といいながら、34年におよぶガソリン税の倍額徴収。物価全体に 響くこの収奪を廃止の方向にむけられるか? これは福田首相の試金石となるだろう。 同時に野党をふくむ議会制民主主義にとっても。 国民は圧倒的に道路特定財源の維持に反対している。 これはすぐれて優先順位の問題だ。医療、介護なのか、教育、環境なのか、 国民の意思が通らねばならない。 「 受益者負担だから、道路に」と年々6兆円にのぼる道路枠を固守する 国土交通省は、この国のなかに独立国をつくっている。 横の地方分権ではなく、縦の省庁分権だ。 広汎な特別会計の存在が、いまや囲いこんだ省庁の利益と支配に資している。 国交省でいえば、70以上の天下り財団、高値の独占委託、高収入、 豪華旅行、ムダ遣いと野放図の勝手ぶりだ。防衛省も厚労省も同じだ。 国民のために仕事するのではなく、国民を搾取して省益、私益をたくらむ 「公的」機関となってしまった。道路特定財源の根には政官財の癒着構造 がある。どう対処できるかは民主主義がまもられるかの試金石となろう。 最近「新憲法制定議員同盟」なるものが、中曽根元総理を会長につくられた。 これも民主主義にとって危ない巻き返しだ。ゆめゆめ油断はするまい。 (久保田眞苗) #
by kmjyoseinet
| 2008-03-10 15:41
| ネットから一言
2008年 03月 06日
国連食糧計画(WFP)の事務局長がとうとう悲鳴をあげた。彼女は言う。
ー最近の物価、とくに食糧の劇的な高騰のため、地球上の栄養失調を救うこと が困難になった。 WFPは現在78国の7300万人を、寄進国の援助で支えている。それでも 世界の栄養不足の10分の1に満たない。ことしの予算は29億ドル。 しかし世界的に食糧の値が40%高騰、加えて燃料費も深刻に高騰。 とくに都市部で、主食の確保さえできず、食料暴動がおきている。 棚に品物があっても、値段で市場から閉め出されるひとびと! これは今までなかった「飢餓の新しい顔だ!」と。 各国は対策をとりはじめた。 アフガニスタン: 危機的人口を250万追加。 エジプト: 食糧援助対象人口を1000万人追加。 インド: 食糧確保に2500億ルピーをあて、米の輸出を禁止。 パキスタン: 主食の配給カードを復活。 マレーシア: 主食の貯蔵。 フィリピン: ベトナムに米の輸出保証を要求。 ロシア: ミルク、パン、卵、食料油の値段を6月凍結。 インドネシア: 抗議にあい、食糧補助金を増額。 WFPのあげる高騰の原因: ・ バイオ燃料をつくるための食料耕作の転換。 ・ 肉食化による作物耕作の転換。 ・ 気象変動による洪水や旱魃の増大。 WFPはローマで緊急会議をひらき、状況を知らせ、予算増額を要請の予定。 でもなぜ? 石油がこんなに高騰するのは? 世界中に投機が横行しているからではないのか? なぜ政治がとめられないのか? 市場主義がそんなに大事なのか? 値がつりあがるから、人の食物がバイオ燃料におきかえられる。 トウモロコシ、サトウキビは燃料へ。小麦はわきへおしやられる。 日本の穀物自給率は39%。 金さえだせばいくらでも買えるとノンキなのか? この国でも米騒動は昔さんざん経験したはず。 イザというとき、人間の命ほど安いものはないのだ。 #
by kmjyoseinet
| 2008-03-06 17:20
| 政治
2008年 03月 04日
2月19日未明、浦賀沖で、イージス艦あたごが、漁船清徳丸に衝突、
吉清さん親子が水没した。それから2週間、海上保安庁は捜査を3月3日 にうちきった。 福田首相は、吉清宅を訪れて、謝罪した。「涙ぐんでいた」と漁協の人等は 言う。艦長のときもそうだったが、近頃は涙は男の武器にもなったらしい。 吉清のおばあさんだけが「遅すぎる!」と、にべもなかった。女は強い! 国会はこの件で集中審議。石破防衛相の答えは2転3転。 事故当日の朝、海幕長がヘリであたごへ飛び、その後、ヘリであたごの 航海長を防衛省へ呼び、大臣自身が聴取。 そのことを、秘して、国会で接触していないと答弁。 じつに明らかなウソの答えだ。 それがバレルと、調査にあたる海上保安庁には、そのむね事前の了解を 得たといったが、事後の届けだったことがまたバレタ。 すると開き直って、組織内で事情聴取するのがなにが悪いという。 野党は、「口裏あわせだろう」と疑う。 増田事務次官も同席したが、内容について記憶がないと言う。 議事録は?と聞かれて、「ない」と言う。だがあとから、航海長のメモが あったことがバレル。 今度の件で最悪のことは、国会に連帯して責任をおう閣僚が、明々白白の ウソをなんどもついたことだと思う。 野党の質問には、莫大なエネルギーと、時間を使って、情報とり、調査をする。 さもないと、ウソはウソのまま通ってしまう。 それでは、国民にかわって、究明ができない。 審議に何時間も使ったのだから、審議終了といわれても、ウソをもとの審議 では、時間のムダだけ。つまり、ウソで国会を妨害しているのだ。 これが、ツミでなくてなんだろう! そのツミで石破は辞職に値する。だが、トカゲのシッポが切られれば、一丁あがり と喜ぶのは、防衛省と海自だろう。「すずめの子、そこのけ、そこのけ、軍艦 が通る」の傲慢な人たちが、高笑いだろう。 1988年の「なだしお」事件(30人死亡)の結末はこうだった。 なだしおの側に回避義務ありとして、瓦防衛庁長官は1月後に辞任。 潜水艦の艦長、遊漁船の船長は、海事審判をへて、横浜地裁で、 それぞれ禁固2年半、執行猶予4年、と禁固1年半、 執行猶予4年の判決。4年後のことだった。 その後、防衛庁の傲慢や綱紀は改まったのか? ここはよほどしっかりやらねば、軍事の文民統制はゼロだろう。 #
by kmjyoseinet
| 2008-03-04 07:05
| 女性
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