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2005年 12月 19日
日本の人口は1億2700万余で今が史上ピークにある。この先はゆるやかに減少に向かう。高齢化と少子化のはざまで、死亡が出生を上回る。人口減少社会は私たちの未知の世界だ。
少子化は今にはじまったことではない。終戦直後のベビーブームによるデコボコを除けば、一貫して少子化をたどっている。60年代の毎日新聞の調査によれば、それは女性主導で、媒体は圧倒的に婦人雑誌。独学だから、失敗も中絶も多かった。女性の先見的本能がこの国の最大の変化を導いたというべきだろう。しかも運動によってではなく、一人一人が内心にきめたことに注目したい。昔も今もそれが原点である。 人口減少社会はいいのか、わるいのか? それは犠牲を払って産む人に聞くのが一番。彼女らには英知がある。自分にとって、子どもにとって、社会にとってなにが必要かを知っている。なにが幸福かを知っている。従来の統計的傾向を100年先までのばして、今にゼロになるなどと騒ぐのはダメ! 人口減少社会では、いままでの地獄(受験、痛勤、リストラ、定年)は緩和するだろう。同じGDPなら生活は改善するだろう。個人の価値が上がり、戦争もしにくくなるだろう。メリットを生かすのは心がけしだいだ。 婚外子に注目したい。(下段統計) 日本では”嫡出でない子”は1.93%と極端に少ないが、諸外国ではごくふつうのことだ。日本でも未婚者の妊娠ははるかに多いが、“できちゃった婚”として、駆け込み”入籍“が多いという。(15%)その一方中絶もまだ30万件ほどあり、そのなかには社会的容認と支援があれば生まれた子もあるだろう。諸外国では法律婚以外に非婚同棲型の子どもが多く、単親型の子どもも少なくない。多様なライフスタイルに沿った法整備、環境整備が進んでいて、差別感がないという。 “婚外子”の割合(%) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ アイスランド63.60 スウェーデン56.00 フランス44.30 イギリス43.10 アメリカ33.96 ドイツ26.20 スペイン23.20 イタリア10.80 日本1.93 (内閣府 少子化社会白書16年版) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 日本では婚外子差別や夫婦別姓非容認の民法がダンコと立ちはだかって、若者が“わが道を行く”ことを妨害している。このままでは、画一的な家族制度をおしつける頭の固い政治家が人災となって、子育てからもっとも遠い社会になるだろう。 早く非婚型カップルと子どもを認める社会になりたいものだ。
by kmjyoseinet
| 2005-12-19 09:16
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