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2006年 04月 08日
「子どものみなさん あなたの人生の主人公は、あなたです あなたのことは、あなたが選んで決めることができます 失敗しても、やり直せます 困ったことがあったら、助けを求めていいのです あなたは、ひとりではありません 私たちおとなは、あなたの立場に立って、あなたの声に耳を傾けます あなたがあなたらしく生きていけるように、いっしょに考えていきましょう あなたという人は、世界でただ一人しかいません 大切な、大切な存在なのです」 上記のような呼びかけで始まる「豊島区子どもの権利に関する条例」を、豊島区議会は、与第1党である自民党の猛反対の中で、3月28日に議決しました。 2001年6月、豊島区青少年問題協議会に「権利の主体としての青少年の成長を支援する方策について」が諮問され、2003年2月、同協議会から「大人が子どもの権利を認め、子どもが権利の主体として成長することの重要性を理解することが必要」などという答申と、併せて「子どもの権利条例」の制定と担当組織の設置が重要課題と提案されました。2003年5月に議決した豊島区基本構想にも「子どもの権利を保障し、子どもがのびのびと育つ環境づくりをすすめます」と明記され、同年4月に担当組織を設置。「子どもの権利条例(仮称)検討委員会」が、学識経験者・教育関係者・区民代表等によって発足し検討が始まり、2005年年3月に条例素案が発表されました。 「検討委員会」が設置されるところまでは、議会は一致して条例制定に向けて足並みを揃えていましたが、2004年秋頃から、自民党が条例に異議を述べ始めたのです。まさに、「つくる会」が強力に扶桑社の教科書採択を区に働きかけていた時期と一致します。条例の早期制定を求める陳情が多く出される一方で、自民党の抵抗で、昨年6月に提案される予定が大幅に遅れました。全会一致で議決されることが望ましい条例ですが、自民党以外の多数によって可決するに至りました。 自民党は「子どもがアーレフ(元オーム真理教)に入りたいと言っても止められない」「道徳教育と人権教育は180度違う」「家庭が崩壊する」「人権は西洋近代の発明品」「人権の概念は、フェミニズムの主張などを容れて、個人の欲求の他にいかなる根拠も必要としないということに基づく」などと、論理も人類の英知も視野に無い発言を議会で繰り返してきました。政権与党の公明党が「憲法改正・教育基本法改正のいずれも、わが党とは距離がある」とまで発言するほどに厳しく反論しました。 こうした自民党の反対は、自民党が目指す憲法改悪、つまり、人々の、とりわけ女性・子どもの権利を収奪するための一連の流れに他なりません。 (山口 菊子)
by kmjyoseinet
| 2006-04-08 13:29
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